本日は、呼吸法と転換法を重点的に行いました。
ポイントは「脱力」
稽古相手は、長年他県で合気道の稽古を積まれ、小林教室で合気道の稽古を再開されたTさん。そんな背も高く力の強いTさんにがっちり手をつかまれたら普通は動けません。
しかし、相手とぶつかり合った力をフッと抜くことで相手が重心を失って態勢を崩した状態にすることができることを稽古で体験しました。それと同時に腕の力だけではなく「肚」で相手の力を感じて、「肚」から腕や体に力が伝わるイメージを持つと、大きな力を出せる瞬間が何回かありました。
以前、宮崎研修に参加させていただいた折、野中師範は相手と頑張り合って力をぶつけあっている状態でふいに脱力する瞬間を、「や～めた。」という言葉で表現されていました。
実際やってみると相手を動かそうという意識もあって、がっちり腕をつかまれた状態で力を抜くことは、なかなか難しいですが、稽古を通していつかは体得できるようになれると信じています。
本日も有意義な稽古をありがとうございました。
都城合気道錬成会都島道場 小林教室担当 伊達