道歌

合気道では3段以上の審査になると、太刀取りと2人掛けが審査項目にある。

 今回は自分が受けるわけではないが、以前は審査などが近くなると、どんな人が受身に出てくるかわからないし、審査項目がとても多くて「うまくできるかな"(-""-)"」と心配したり、前日には緊張して眠れなかったりしたが、そんな時に特に合気道の開祖が創られた以下の2つの道歌が私にはすごく心に響いた。

 

 太刀ふるひ前にあるかと襲ひ来る敵の後に吾は立ちけり

 敵多勢我をかこみて攻むるとも一人の敵と思ひたたかへ

 

太刀でいつでも打とうと狙う敵。自分を取り囲む複数の敵。いずれも逃げ出したくなる状況だけど、ひとつひとつ立ち向かっていれば必ずことは終わる。そう思わせてくれる道歌。

 

 明日開催される都城合気道練成会の審査会・演武会は、小林教室のメンバーは初参加となりますが、皆様と交流を図りながら三道場それぞれの特色を知り、勉強となる機会でもあると思いますのでよろしくお願いいたします。

都城合気道練成会 都島道場小林教室担当 伊達