今後の課題

 5/19(日)は小林教室の母体、都城合気道錬成会による演武会・審査会が開催されました。すべての会員が日ごろの稽古の成果を発揮され、審査会では全員合格!おめでとうございます。

 小林教室のメンバーTUさんも無事四段の審査を終えられ、私はほっとしてしまいましたが、TUさんの合気道に対する姿勢は全く変わらず、普段通り稽古を続けておられます。審査受験の機会を下さった先生方、一緒に稽古をして下さった皆様、受身を取って下さったTOさん、本当にありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願いいたします。

 

 5/26(日)は、都島道場の先輩であり宮崎花ふぶき一座の座長である宮田若奈さんが、愛知県の萩原商店街で行われた全国チンドンコンクールで見事優勝されました。スポンサーは丸八酒店。若奈さん率いる宮崎のメンバーが一体となって客席を巻き込みながらはじけまくる楽しい作品なので、ユーチューブ動画などでぜひご覧ください。若奈さんが男性を豪快に投げ飛ばす場面もあります|д゚) 表彰式もとても感動しました。長年一心にチンドンに取り組んで来られた若奈さん!本当におめでとうございます。

 

 <審査長から今後の太刀取りへの課題>

「太刀取りでは、自分が主となって相手に『切られる』のではなく、自分が相手を誘って『切らせる』という意識が必要。今後はこの辺を研究していきましょう。」

 

 以前都島道場で、剣道経験者のYさんと一緒に太刀取りを稽古した時に、相手が振りかぶる前提で自分が前に進んだら、相手が『突くぞ!』とゼスチャーをされ思わず止まったことがあった。

その時、「そうか、かならずしも相手が正面打ちでくるとは限らない。」という事に気付いた。

ぎりぎりまで相手の正中線をまっすぐ進み、相手に斬らせてその刃を見切って相手の死角に入る。

 

 今までは、正面打ちに対して技が6本出てくるかとか、右に入ったらこの技、左に入ったらこの技とかそういうことで精一杯であったが、この課題によって急に難易度がアップしてしまった。

 実際に稽古してみると、「太刀を持ってる人のほうが優位のはずなのに、迫ってくるとはいえ素手の人に危機感を覚える状況ってあるのかな?」という疑問が湧き、5/26の稽古会でM先生に伺ったところ、「たとえ太刀を持っていても、相手に接近されるとその太刀も無力化する位置があり、その位置に入られたくないから打たざるを得なくなる。」とのこと。

 私がM先生に向かって太刀を構えると、間合いを取って正面におられたはずのM先生がいつの間にかすっとその無力化ゾーンに入ってこられ(しかも和やか)、太刀を構えている私は何が何だかわからなかった。当てるところを当てずというのは、当てる位置に入れなくて当てることができないのとは意味が全然違うんだなと感じた。

 数年前、野中師範が審査会後に繰り返されていたお言葉は「後手に回るな。」これからも頂いた課題を忘れずに稽古を続けたい。

 

貴重なお時間を割いてご指導いただき、本当にありがとうございました。

 

 

都城合気道錬成会 都島道場小林教室担当 伊達